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30,000円で売られてしまう女の子がいることを知っていますか?
「学校にいって勉強してみたかった。」
かものはしプロジェクト代表の村田早耶香は、19歳の時に、ある少女の最期の言葉に出会いました。
貧しい農家に生まれたヌイ。わずかな畑から得られる収入では、家族が満足に食べることはできません。そこで「いい仕事に就けば、大好きな家族のためになる」と考え、都会でメイドの仕事に就くことに決めました。
しかし連れて行かれた先は薄暗い売春宿。ヌイは電気ショックやムチで傷つけられ、毎日無理やり客を取らされ続けました。彼女が売春宿を出ることができたのは、数年後、HIVに感染しているとわかった時でした。
衰弱する体で両親のいる村を目指したヌイでしたが、やがて力尽き、保護された施設でほんのしばらくのおだやかな時間を過ごし、短い生涯を閉じました。
「学校へいって勉強してみたかった」という言葉は、そんな彼女が亡くなる直前にのこした言葉です。
児童買春問題に出会い、この問題を絶対になくすという想いを持ち、村田早耶香が10年前、かものはしプロジェクトを立ち上げました。
30,000円で売られてしまう女の子がいることを知っていますか?1
【子どもが売られる問題】について少しお伝えさせてください。
子どもが売られてしまう理由は様々ですが、大きな原因のひとつは貧困です。カンボジアの農村では、子どもや女性が貧しさや借金を理由に、親が子どもを売春宿のオーナーに売ってしまったり、「都会にメイドの仕事がある」と子どもがだまされてしまい、売春宿に連れていかれることがあります。
そこで、カンボジアの貧困層地域にいぐさ雑貨をつくる工房「コミュニティファクトリー」を立ち上げました。私たちは貧しい農村で暮らす女性を雇い、自立した生活ができるよう手助けします。稼いだお金で家族を養い、子どもを学校に通わせることができます。そうすることによって子どもたちが売られる危険性を減らすことができます。
現在は10万人が暮らす貧困エリアから、最も貧しい約130世帯を雇用しています。今回のプロジェクトでは、子どもが売られてしまうリスクをなくしていくために、何より工房で働く彼女たちのために、少し遅めのクリスマスプレゼントとして「旅行」贈ることはできないかと思い、この度プロジェクトを企画しました。
いぐさ雑貨づくりの様子
いぐさ雑貨づくりの様子
「家族のようなコミュニティ」をつくる年に一度の旅行を女性たちに贈りたい!
年に一度の旅行を企画しているのは、工房で働く女性同士の絆を深めあうことが目的です。強い絆が結ばれていれば困難な問題に直面した時であっても、お互い支えあうことで乗り越えることができます。
チェシッブは、病気のお母さんと兄弟を支えるために、工房で仕事を始めました。そして安定した収入を得て、安心した生活を送ることができるようになりました。仕事に通う日々が1年になった頃、闘病中のお母さんの容態が悪化し、静かに息を引き取りました。
「お母さんが回復するまで」と考えていた休職期間の後も、チェシッブは悲しみに暮れ、自分も体調を崩してしまいました。そんな時にスタッフや、工房で働くみんな、隣家の友人が彼女をサポートし続けました。その甲斐もあって2ヶ月後にはすっかり回復し、工房に戻れるまでになりました。
工房に集う仲間たちが家族のように強い絆で結ばれていれば、困難に直面する人がいても、お互い支えあうことができます。
今回の旅行は、工房に集う女性たちやスタッフの絆を深める大事な役割を担っているのです。
工房で働く女性たち
工房で働く女性たち
ギフトについて
今回のギフトには、女性たちが丹精を込めてつくったいぐさ雑貨をご用意しました。カンボジアの工房「コミュニティファクトリー」で、女性たちが丹精を込めてつくったカラフルないぐさ雑貨です。
その他にも、かものはしプロジェクト代表の村田早耶香の食事会、共同代表3人との食事会という豪華特典も!
お買い物や、代表たちと会うことで、楽しみながら社会貢献することができます。子どもたちの未来のために、貧困に苦しむ女性たちの自立のために。ご協力よろしくお願いいたします!
コースター
コースター
かものはしプロジェクトについてもっと詳しく知りたいという方へ
かものはしプロジェクトでは、月に数回、活動説明会やイベントをおこなっています。そこではかものはしの活動内容や、現地の最新情報などについてお伝えしています。
カンボジアやインドの売春宿は、みなさまからすると、とても遠いかもしれません。それでも私たちは、こうした現状を知ってほしい、かものはしの仲間として一緒に問題解決を手伝って欲しいと思っています。
直近では下記日程で活動説明会、イベントを開催しますので、児童買春問題、かものはしプロジェクトについてもっと知りたいという方はぜひお越しください!
●12/5 少人数制講演会「夜かも」恵比寿
(リンク:http://bit.ly/1coqxLV)
●12/12活動説明会~11年の活動でわかった社会問題の解決方法~
(リンク:http://bit.ly/Iq3PcN)
●12/20 国際協力 × 朝活「朝かも」開催
(リンク:http://bit.ly/18xicbW)
予算使途の内訳
工房で働く女性とその家族、かものはしプロジェクトスタッフも含めた総勢150名程度の宿泊費、飲食費、レクリエーション代、バスチャーター代等
想定されるリスクや問題
今回考えている旅行先はカンボジアのパイリンを予定しています。旅行先での何をするかという具体的な内容については未定です。
実施日は2014年3月末を考えていますが、やむを得ない事情(大雨、女性たちの体調不良等)が発生した場合、実施日・行き先等を変更することがございます。予め御了承ください。
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