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ニートから抜け出した若者の言葉を書籍にしたい!働けなかったからこそわかる、働けることの価値

内定を得た企業に断らなければならない経済的理由。

2013 年 07 月 06 日 11:05

工藤啓
工藤啓
いま、大学生の2人に1人が奨学金を得ています。その大半が利息付きであり、卒業と同時に数百万円の「借金」を背負って、学び舎を巣立ちます。キャリア教育は職業教育に近く、やりたい仕事や向いている職業を探し続けています。しかし、借金を背負った学生は、”返済と生活が可能な給与”を貰える企業に以外に進路の選択しはありません。

奨学金返済と生活が両立できず内定を辞退

昨年度、奨学金を活用している大学四年生および
奨学金返済をしている非正規で働く若者のための
就職応援プロジェクトを行いました。

パートナー:バークレイズ証券株式会社
http://www.sodateage.net/delivery/2012_Barclays.pdf 

そのなかのある女学生は、四年生の夏を過ぎても
なかなか内定が貰えず途方に暮れていたといいます。


「弾切れ」となり、周囲は内定を得ている。
夏休みの楽しい思い出と、卒業旅行の話。

炎天下のなかスーツで企業を回り続けました。

後期が始まり、周囲と同じ悩みといえば卒論くらい。
大学のキャリアセンターは3年生向けの就職支援に
忙しく、なかなか足が向かいません。

このまま内定が取れなければ、翌年4月1日の時点で
「社会的所属」を失います。

○○大学の××です。株式会社□□の△△です。といった
カタチで自己紹介もできなくなります。

そして何より、一年後の秋頃には奨学金の返済が
始まります。地方から出てきて、奨学金を活用し
アルバイトと併せて何とか生活を維持しています。

これからは奨学金がなくなります。生活費は同じくらいでも
返済費用が積みあがりますので、とてもではないけれど
アルバイトでやりくりするには不安が大きい。

そんな彼女は、自分が働きたいと思える企業から
内定を貰いました!先方企業も彼女を評価し、彼女も
新たなる生活に光が見えたところでした。



しかし、大変残念なことに、その会社から支払われる
大卒者への初任給では、奨学金返済と生活の両立が
ままならないことに気がつきます。


自己分析や業界研究。自分のキャリアを考えてきました。
いまは中学や高校時代からキャリアを見据えた教育を
受けてきています。


そんななかで「ここだ!」と思った企業でしたが、
生活維持に必要な給与をもらえるかという一点のみが
彼女に貸された最大の制約条件。その制約にあたって
しまいました。



彼女は内定を辞退しました。とても残念そうでした。



働きたい職場があり、働いて欲しい人材がいる。
いわゆる”マッチング”が重要といわれますが、大きな
落とし穴があります。


それは、そこでどんなに働きたくとも(働いてもらいたくとも)
生活ができないという問題を解決できなければどうにもならない
というものです。



働きたいのに、働けない。辞退するしかない。
彼女にはあきらめる以外の選択肢はありません。




いま、彼女は別の企業で正社員として働いています。
内定辞退からもう一度気を持ち直し、就職活動を
続けたのです。



そんな彼女にとっての「働く」とは何でしょうか。
やりたいことや、自分と合う職種を考えさせられた
学生生活は、生活ができるお給料をもらえる会社という
選択肢という制約の前に苦しいものとなってしまいました。


そんな彼女だからこそ、いまだからこそ伝えられる
「働く価値」というものがあるのだと思います。


本プロジェクトが成立しましたら、僕はぜひ
彼女にもインタビューと書籍掲載の依頼をしたいと
思っています。


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