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ニートから抜け出した若者の言葉を書籍にしたい!働けなかったからこそわかる、働けることの価値

なぜ、求職活動を行えなくなってしまったのか。

2013 年 07 月 05 日 10:21

工藤啓
工藤啓
当プロジェクトで取り上げたいテーマのひとつは、「なぜ、仕事を探せなくなってしまったのか」です。日本では求職行動を起こしていれば失業者ですが、そうでない場合は無業者(いわゆるニート)とセグメントされてしまいます。

しかし、国のデータを見てもその理由はよくわかりません。回答の「その他」がとても多いのです。

就職活動ができない状態になったひとの「理由項目」を、その経験がないひとが想像して組み立てた結果として「その他」回答が増えているのでしょうか。この「その他」を探求するのも、当プロジェクトの目標になります。

ニートの若者63万人過去最多2.3% 。

先日、内閣府より平成25年度版「子ども・若者白書」が公表されました。

若年無業者について、ニュースのヘッドラインは概ね
「ニートの若者63万人、過去最多2.3%」というものが
使われました。

出典数値は上記の図になります。

左図は、若年無業者数の推移、右図が15歳から34歳人口に占める
若年無業者の割合になります。

2003年度から若年無業者数はドッと増加し、その後の10年は
年齢構成費も人数は極端な変動がないままになっています。

当然ですが、人口が減っているなかで、数にほとんど変動が
ない(または増加する)ということは、該当人口に占める
割合は上昇します。

それが「2.3%」となり、過去最大の割合となった、という部分が
ニュースになったのでしょう。

過去最大とか、日本初とか、そういう部分はニュースの切り口に
なりやすいですね。。

若年無業者とはそもそも誰を指しているのかという定義は
いたるところで既出です。僕も以前簡単に書きました。

http://ameblo.jp/sodateage-kudo/entry-11476790474.html 

いまでこそ「若年無業者(いわゆるニート)」と表現されていますが
最初にNEETという言葉が出てきた頃は、頭の「N」が結構注目
されていました。

つまり、定義といいながらも「Not」で始まるもの。

Not in Education, Employment, or Training

・Not in Education: 学校に通えない/通っていない

・Not in Employment:働けない/働いていない

・Not in Training:職業訓練を受けられない/受けていない

という、15-34歳の若者「状態」を指し示しました。

”学校”でもなく、”職場でもなく”、”職業訓練”でもない
若者全部を含有しました。

若者は「学校」「職場」「職業訓練」にいることが”フツウ”で
あり、その”フツウ”でないひとたちを、ある意味「その他」で
まとめたわけです。

求職行動を起こしていないことから、働く意欲がないと表現
されてしまうのですが、図を見れば

「病気や怪我」が圧倒的に多く、意欲の問題よりも
現在の状態に治療や療養が優先される若者が大半だ、という
ことです。

就業希望がない場合の理由は、
「学校以外で進学や資格取得などの勉強をしている」と
答えています。モチベーションが低い、というより
むしろ高いのではないでしょうか。


ただ、白書を眺めていて気になったのは、
「求職活動をしていない」「就業を希望しない」理由として

「その他」がどちらも非常に高く、就業を希望しない若者の
回答に「特に理由はない」もまたとても大きなボリュームに
なっているということです。


この「その他」は何が入るのかわかりません。
少なくとも上記図にある理由と思われる項目には該当しない
理由または、そもそも理由がないことにより、無業状態に
なっている若者が割と多くいることしかわかりません。


自己申告ですから、それぞれの選択項目と実情がどこまで
合致しているかは調べようもありませんが、自分なりに
回答「その他」を考えてみると、ひとつのアタリはあります。

それは、「もう何がなんだかわけがわからなくなってしまっている」
類似の意味合いで「理由は複合的・複雑に絡み合っていて自分なりに
整理できなくなっている」状態なのではないか、というものです。


就活ならハローワークや民間人材企業、訓練なら職業訓練校、
学校なら私立/公立の学校と割とはっきりどうしたらよいか、
どこに相談に行ったらよいかわかります。

病気や怪我なら医療機関やリハビリ関係になると思います。

しかし、「その他」に加えて、不安や自信のなさによって
身動き取れなくなっている場合、具体的に誰もが「あそこにいけばいい!」
とならないのではないでしょうか。

今回のような調査において、わかりやすい理由と、その理由を
解決するためのわかりやすいパスがあればいいのですが

そもそも解決手段が広く共有されていない(そもそもない)場合や
複数の理由が混在しており、どこから手をつけていいのか
わからない場合、

そして、何がなんだかわからなくなってしまって、もうどうしたら
いいのかわかならい。それを考えるのも疲れてしまった、という
とき、個人として動きがとれず、一方、周囲のひとたちも「それなら
××に行ってみたら?」と言えるほどの共有情報がない場合
やっぱり、現在の状態に変化を起こすことは難しくなります。

日本の場合、若者の失業率は低いけれど、一回失業した場合の
期間が長いのが特徴といわれています。

同じように、無業になってしまった場合、その割合2.3%が
過去最高かもしれませんが、長期化リスクにもう少し注目しても
よいのではないかと思っています。

現在、データの収集を行いながら、若者が無業になってしまった
場合に長期化しやすい要因は何かを探っています。
もちろん、無業に陥りやすい社会的な理由や構造も見つけたいと
思って鋭意調査作業を行っております。

少なくとも、個人/自己責任に問題が矮小化されないような
エビデンスを持った発信に加え、

就職活動を行えなくなった経験者の声を大切にして
いきたいと考えています。
若年無業者数と推移

若年無業者数と推移

求職活動をしない理由、就業を希望しない理由

求職活動をしない理由、就業を希望しない理由

求職活動をしない理由、就業を希望しない理由

求職活動をしない理由、就業を希望しない理由


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